不動産業者が大きな利益を得られるチャンスがある
中古物件を買い取り販売
不動産業界で、近年注目されているのが、買取再販事業です。不動産の買取再販とは、不動産業者が中古物件を買い取ったうえで、その不動産が欲しい人に売却するというものです。簡単にいうと、不動産の買取再販とは、不動産の転売ビジネスのことになります。
もちろん、不動産業者にとっても、ただ不動産を横流しにするだけでは利益が出ません。買取再販では、不動産業者が買い取った物件をリフォームして価値を高めたうえで販売するケースが多くなっています。
また、買取再販では、売れ残った新築マンションを不動産業者が買い取り、利益を上乗せして販売するケースなどもあります。
買取再販で利益を得るためには、中古物件をできるだけ安く買い取る必要があります。買取再販業者では、競売物件を落札して手に入れたり、任意売却物件を買い取ったりすることにより、物件を入手しています。また、仲介業者から紹介を受けて中古物件を買い取ることもあります。
仲介と買取再販の違い
不動産業者が不動産を販売するときには、買取再販以外に、仲介という方法があります。現在は、中古住宅の取引は、その多くが仲介により行われています。仲介では、不動産業者は売主から依頼を受けて物件の買主を探し、売主に紹介する形になります。
仲介の場合、不動産業者が受け取る手数料は物件価格の3%+6万円と法律で上限が定められています。
買取再販では、仲介と違い物件の売主は不動産業者ですから、不動産業者が自由に利益を設定して販売できます。
つまり、法律で手数料が決まっている仲介よりも、買取再販の方が不動産業者が多くの利益を得られる可能性があります。
なお、買取再販では、物件に見えない瑕疵が見つかった場合、売主である不動産業者は2年以上の瑕疵担保責任を負うことになります。そのため、不動産業者は見えない部分にも問題がないよう、リノベーションと呼ばれる大掛かりなリフォームをして再販するケースが多くなっています。
東京オリンピックに向けた都内中古物件の高騰
東京オリンピックの開催が決定し、都内の中古物件の価値は上昇傾向にあります。
高騰の要因の1つに買取再販制度の整備があります。
買取再販とは中古物件を買い取り、利益をのせて再販する制度です。
日本には空き家と呼ばれる誰も住んでいない民家がたくさんあります。また、和室や古いアパートのオーナーは入居率の低下に悩まされております。住宅には高額な固定資産税が掛かりますので、そのような人たちから不動産業者が中古物件を購入しリフォームやリノベーションして再販する手法です。
日本政府も観光客の獲得を成長戦略の1つと位置づけていますので、そういった観光客の受け皿となる民泊や空き家の活用のひとつとして買取再販を後押ししています。
現在、主に東京をはじめ都市近郊を中心に買取再販が進んでおりますが、今後都市郊外でも制度改革が進んでいくのは間違いありません。
千葉県もそのひとつで東京へのアクセスの便利さから人気エリアになることが予想されます。
是非、この段階で買取再販事業を検討してみてはいかがですか?